レモくん、[トイレ]![がまん]したらどうなるの?
Drama
3 to 6 years old
2000 to 5000 words
Japanese
レモくんは、お弁当のミートボールパワーで、ブランコをぎゅんぎゅん漕ぎました。
風を切る音と、お日様のにおいが、とっても気持ちいい。
でも、レモくんは思いました。「今、トイレに行ったら、ブランコが終わっちゃう!もう少しだけ…」
ブランコが揺れるたびに、お腹のムズムズも大きくなる気がします。
「大丈夫、大丈夫。がまんできる…!あと少しだけ…!」
でも、お腹のムズムズは、どんどん強くなって、まるで小さい怪獣が暴れているみたい。
ブランコがだんだん止まってきて、ゆっくりになったとき。
止まっていたはずのダムが決壊したみたいに、一気に全部出ちゃいそうな予感がレモくんを襲います。
だって、動けばもっとおもらししてしまいそうな気がしたからです。
(どうしよう…どうしよう…動いたらもっと出ちゃう…!でも、トイレに行かないと…!)
しばらくの間、レモくんは、その場でもじもじしていました。
レモくんは、おもらししちゃうんじゃないかと、今にも泣きそうな顔で、トイレに急ぎました。
廊下を走り、階段を駆け上がり、トイレのドアを目指します。
我慢していたものがついに溢れ出したみたいに、たくさん漏れ出てしまっています。
だって、トイレの前でおもらししちゃったことが、恥ずかしくて、悲しくて、情けなかったからです。
レモくんは、先生におもらししちゃったことを話しました。
「レモくん、トイレに行きたくなったら、がまんしちゃダメだよ。我慢すると、こんな風になっちゃうこともあるんだからね。」
レモくんは、先生の言葉を聞いて、がまんしないことを心に決めました。
それから、レモくんはトイレに行きたくなったら、すぐに先生に言うようになりました。
そして、ブランコも、トイレに行ってから、また思いっきり楽しむことができました。